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神の創ったワイン
縁あって本日、口にすることができました。
飲みたい、飲みたい、と思っていると願いは叶うものですね。
信じる力はすばらし~~~

ブツは、1983 Echezeaux, Henri Jayer
神様は、「土壌は痩せていて地中すぐに岩があり、ぶどうは地下深く養分を求めなければならない。だからワインが複雑で完璧なものになってくれるんだ。持続する酸味と微妙なタンニン。」 そして、赤や黒い果物のコンポートだと神様は自己分析というか自己評価されています。
わたしの感想はというと・・・色はまだ深い紫、香りは複雑ながらフレッシュな果実の香り。
とてもとても20年も前の作品とは思えないくらいイキイキとしてます。早く口に含みたい衝動にかられました。ガマンしきれず、一口含むと、ベリーベリー!フレッシュ感たっぷりとはいかないが、軽い熟成風味を漂わせながらも、一番強く感じる味は、、、
トマト。それも完熟、高糖度トマト。フルーツトマトをカジル。そこから出てくる糖度が高くてうま~いジュースが口の中を駆け巡る。最後に少し青みがふわ~っと喉の奥から爽やかに鼻を抜けていく。。。いやー、出てくるのは素晴らしい。その一言に尽きます。
非常にエレガント!!そんでもって、力があって芯がある。押し過ぎず、控えめ過ぎず、存在感はしっかり訴えかける。ん~やってくれるよーいや、やられたぁー。

アンリはたぶん、「俺はここにいるぞ!でも、俺より他の事や他の人に気を使ってやれ。
いいよ、遠慮するな。俺は大丈夫だ。ほら、ここにいるから。行って来い。」在米中に初めて大枚をはたいて買った、神様のワイン。ヴィラージュものでしたが、初めて口にする神のワインはすばらしかったー。いまだに記憶に残ってます。エノフィルにはたまりません。

今日はほんの一口、いや、実は二口。
でも、全然足らない。知り合いが勤めていた、あの「レ・クリアション・ド・ナリサワ」の成澤シェフが言ったそうだが、「一口食べただけで味を理解したと思うな。お客様と同じように同じ量を食べてこそ初めて、お客様がどのように感じるかわかるのだ。だから、全部食べろ!」 一人一人にちゃんとコースを食べさせたのだそうだ。成澤風に言うなら、今日は舐めただけ。やっぱり飲まなきゃ、話にならない!でも、その舐めただけでも充分理解できそうな、いや、理解した気にさせる神様のワインでした。
これは覚えているうちに書き留めておこうと思ったら、こんなに出てきました。思い出すと寝付けず書き上げることが出来ました。わたしよりはちゃ~んと書き上げているのがライフログに掲載している書物です。ブルゴーニュの赤好きなら、オススメします!


神様、
ありがとうございます。
Merci Beaucoup!!
by marcbleu | 2005-04-29 03:08 | oenophile
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